不動産の売却って時期関係あるの？【武長】住宅キャンペーン春フェア・秋フェアって聞いたことありませんか？ | 最も有利な売却計画を提案しています

住宅メーカーさんが毎年力を入れるシーズンの一つ「春フェア」です。ここでの需要層の代表は新学期を新居でと言う皆さんです。場所が決まらないと学区も決まりません。建物の完成が間に合わなくても土地や分譲住宅、マンションの売買契約書を提示すれば新たな住居地での学区が認められるケースがあります。やや滑り込みな印象がありますが、結構多いご相談の一つです。では、売る側はいつから準備を始めるかと言うと、実際に春の需要期に載せるためには遅くとも２月には売り出したいところです。早ければそれに越したことはありません。購入側は早くから探し始めて、より良い条件の物件を確保したいと考えています。ということはご売却の計画は前年の暮れには始めたいですね。遅くともお正月早々です。出遅れると春戦線が過ぎ夏へと向かいます。梅雨や酷暑もアリ物件の流通が停滞気味になります。そうすると売る鈍る、あるいは価格交渉がきつくなるということが予想されます。春の需要期に好条件で不動産をご売却になりたいとお考えでしたら、ご検討のタイミングは忙しくても師走までということになりますね。

もう一つの住宅需要期は秋です。オータムフェアとかよく聞きますよね。ここでお住まいを求められる見なさんんはお正月を新居でとお考えの方が多いです。そうなると１２月３１日にお引越しというわけにはいきませんから、１１月～１２月上旬にお引越しと言う計画をご希望になるでしょう。そうなると秋なんです。注文住宅の場合工事に３か月かかります。その前の住宅ローンなどの準備や間取や仕様のご検討機関合わせると本当は６か月ほど必要になりますが、詰めれば工事以外の期間を１ヶ月で進めることは不可能ではありません。また、プレハブ系の住宅は施工期間がそんなにかかりませんから充分に間に合うのです。では、売る側のご準備はいつから開始しましょうか。それは夏です。「暑くてそんなこと考えられないよ～」お気持ちは分かります。でも、購入サイドの方は既に夏から計画しています。より良い条件の物件を探し始めています。需要期と言うのは文字通り需要が多い期間ですから良い条件でのご売却のチャンスなのです。これが過ぎると寒い冬に突入、お正月明けは一旦重要が止まります。業界では１月８月は需要が止まると言われています。暑いところですがしっかり準備してより良い成果を挙げましょう！

住宅以外の不動産のご売却、例えば事業性の高い不動産です。工場、倉庫用地や一棟売アパートなどの収益物件、店舗や店舗付住宅、事務所など事業用物件は通年流通していると言えます。春の決算期前後など活性化することもあると思われますが、それぞれの企業や事業主の考えもありますから極端なことはないように感じられます。私にも倉庫用地や工場用地のご相談は通年いただきます。これ蘭物件は規模が大きいことが多いです。そうなると準備は一概ではありません。売却される方側の資産状況や税務状況、ご売却の事情や理由、事業をされている場合には事業との兼ね合いなど、検討する範囲が広くなります。ただし、この場合は慎重に検討するべきことが多くなりますので、しっかりと漏れのない準備が必要になります。取引相手も法人などになることが予想されますので、先方が求める情報はすぐに提供できるよう準備をする必要もあります。税理士などを依頼されているようでしたら不動産業者とも打合せをしてしっかりと準備をしてから売り出すことになります。準備の漏れが無いように慎重に計画しましょう。